助産院での出産のメリットとデメリットとは?

助産院で出産するメリットは、生命の神秘を実感した感動的なお産ができることです。分娩台に乗って産む病院でのお産とは違い、産むときの姿勢は自由ですので、本能のままにお産を体験することができ、無事に生まれたときの感動はひとしおです。また、妊娠中から特別な雰囲気を感じられるのも特徴です。マッサージやアロマなどの療法を取り入れて、妊婦のリラックスを促してくれます。妊婦数人がともに過ごし、薪割りなどの作業を通じて心身ともに健康な妊娠生活を送ることを提案しているところもあります。多くは一人の先生が初診からお産まで担当してくれますので、安心して受診でき相談しやすいという利点もあります。

デメリットは異常分娩のときに対応が遅れるという点です。医療行為は扱っていないので、万が一胎児や母体に異常があった場合、病院に搬送しなくてはなりません。そのため、逆子や多胎妊娠などリスクの大きい場合は分娩を受け付けていません。妊娠高血圧症や妊娠糖尿病、その他、母体に関して問題がある場合も不可です。費用面では、病院と違い補助金で差し引きの精算をすることができないので、いったん全額を支払い、その後自治体等に請求するという手間がかかります。