こころの病気かも?と思ったらまずは専門医へ。

なんだかこのところ元気がない、外に出る気がしない、ネガティブなことばかり考えてしまう・・そんな方はこころの病気かもしれません。最近は心療内科もたくさん開院され、世の中の人にもかなり認知されていますね。病気といっても、その症状や特性はさまざまです。自分で判断せず、まずは専門医の診察をうけましょう。

こころの病気を治療する方法には、薬物療法以外に精神療法というものがあります。精神療法とは、カウンセリング、精神分析療法、行動療法などのことで、薬物療法と組み合わせて行われています。カウンセリングは、医師や心理カウンセラーが、クライアントの悩みを聞いて、共感しながら、問題を解決するための方法を探っていくというものです。カウンセラーがアドバイスするというよりも、クライアント本人が自分で考え、気づいていけるように支援しています。

精神分析療法は、フロイトが創始したもので、無意識の心理状態を見つめることで、悩みの原因を解決していく方法です。今の問題の原因は、過去の出来事や幼少期のトラウマ、心の傷にあることが多く、それらを分析することで、根本的な原因を取り除こうとする療法です。

また、行動療法は、問題となっている行動のしくみを発見、分析し、行動パターンを変えていく療法です。精神療法で重要なのは、良い医師やカウンセラーを見つけることです。心は体と違って、病院へ行き、薬を飲んでも、数日で治るものではありません。時間がかかったとしても、自分に合った精神療法を選んで、根本的な解決方法を探ることが、大切です。